沖縄の食文化、島豆腐、沖縄の豆腐一丁は、1kg有る。

沖縄豆腐、別名「島豆腐」は、大豆を磨砕する迄は、本土の豆腐作りと同じだが、

 

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これをオカラと豆乳を分離し生絞りと呼ばれる製法が、沖縄の伝統的な島豆腐の特徴です。沖縄では、琉球時代から各家で豚を飼育していたので、オカラは豚の餌としていた。

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生絞りで得られた豆乳を地釜の大鍋に入れ、約1時間ほどかけて炊き上げて香気を生成させるなか、泡が出てくるのでこれを取り除いて、海水又はにがり、をいれ、ふわふわしてきた豆腐を、「ゆし豆腐」、とよがれる。

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これをビニール袋に入れ販売している物が、ゆし豆腐で、熱いままスーパーの店頭で販売している。

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更に布を敷き型に入れて水切りしたのが、島豆腐です、写真の豆腐の大きさは半丁です、沖縄の島豆腐一丁は1㎏有ります。これも温かい出来立ての豆腐です。来沖したらスーパーでそれとなく、優しく手の甲で触ってみてください。

 

 本土の豆腐は水槽に流水に漬け豆腐の旨味を全部洗い流した(カスのみ)を販売している。  (ちょっときついか、(笑)) 

 

  それが戦後沖縄が日本復帰と同時に、公正取引協議会からクレームが入り、

販売禁止になりかけた。

 食品衛生法に寄り豆腐は水にさらし、「豆腐の旨味を全て水に流して」販売しなければならない、となっている。「 」 の部分は余談。慌てた沖縄豆腐、製造、販売、関係者が本土の、公正取引所に日参、沖縄の食文化の維持などを理由として陳情を重ねた結果「温かい豆腐」をそのまま販売することが1974年に特例として許可された。

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島豆腐は、大豆を挽、豆乳を煮てそのまま販売しているから、大豆の旨味がそのまま出ている、本土の豆腐は水にさらすので豆腐の旨味が全部流れ出てしまう、本土の豆腐は触感と言うか舌ざわりを楽しむのであり、沖縄の島豆腐は、味、を楽しむのだと思う。

 

 来沖したら、食堂なり、居酒屋なりで、豆腐チャンプルーを食べてみて。

これが「豆腐」だ~~~とわかるはず。

 島豆腐は箸で刺して持ち上げても崩れないでしっかりしている。。