沖縄の海の危険生物 Ⅰ ハブクラゲ

 日本全国どこの海にも危険生物は存在するが、特に亜熱帯である沖縄の海には多い。

特に多いのが「ハブクラゲ」だ、ハブクラゲの毒の強さは、毒蛇のハブの10倍と言われている。刺されると重症では呼吸停止に至る。と言われる。

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このハブクラゲは海洋博公園の海の危険生物コーナー入り口に展示されている原寸大のハブクラゲの模型です。

 

触手は、成体の標準で28本、伸縮自在、伸びると2~3mになる。体の色はほぼ透明。

触手に触れると刺激に反応し絡みつき、刺砲に格納してある毒針を発射する。

海中を自由に泳ぎその速さは人の泳ぎの速さなみと言う。

海水浴に適した波の静かな場所を好み、大人の膝ぐらいの浅瀬を泳ぎ回る。

海底近くを泳ぐので海面からはまず発見できない。群れることも多い。

毒針はミクロンくらすと極小さく、シャツを着てれば肌までは届きにくい。

ウチナンチュ(沖縄の人)は、だからシャツを着て海水浴をするのだ。

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シャツを着て泳ぐ人はウチナンチュ、肌を出して泳ぐ人は、外国人か本土の人。

 

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もし刺されたらこすらず速やかに海からあがり食酢をかけ、ゆっくりと触手を取り除き、医者に行く。酢は解毒では無い、まだ発射されていない毒針の発射を抑えるやくわりをするだけです、毒蛇の中和剤は有るが、ハブクラゲの中和剤はまだ日本には無い。

沖縄での海水浴は、見栄えは悪いが、ネット内で泳げば、99.9%安全です。ただしネットには近寄らない、ハブクラゲがネットから足を出しているかもしれない。

幼児をネットの無い波打際で遊ばせるのは、危険だ。波打ち際でバチャバチャ遊んでいると、魚がはねているのかとハブクラゲが寄ってくる、幼児が、もしもハブクラゲに刺されたらまず命は無いだろう。

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成人が命を取り留めても、ハブクラゲのケロイド状の傷跡は一生残る。郷に入れば郷に従え。で各ホテル、宿、海岸の、注意書きには従おう。

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 監視員のいるビーチには必ず食酢は常備されているはずだから、大声で助けを呼ぼう。