沖縄本島北部に、「夫振り岩」と言う伝説の岩が有る。
名護市と大宜味村の境近くの海岸沖約1300mほど沖に大きな平たい岩が有る
伝説によると、昔、源河村に若い男女がいた。二人は親どうしの約束で、結ばれたが、たいそう仲が悪く、妻はいっそ別れたいと思っていた。
ある日、頭を悩ませていた親たちは、二人を仲良くさせる方法を思いつき、言葉たくみの舟に乗せ、二人を沖合の岩に置き去りにした。
やがて、潮が満ちてきて岩を洗い、寒さと心細さで、妻はしくしくと泣き出した。
かわいそうになって夫は、自分の袢纏を脱いで妻に着せ、優しく励ました。
さすがの妻も、夫の優しさに心を開き、それからわ人もうらやむほどの仲になったという。
こうして二人が置き去りにされた岩を、「夫を振る妻」を戒めるために、
「夫振り岩」と名付けられた。ということです。
夫の浮気を戒める話は無いのでしょうか?(笑)