沖縄本島にある、「東洋のローレライ」マイナーな観光地そのⅡ
沖縄中部地域うるま市、与那城地区の藪地島(やぶちじま)と屋慶名港(やけなこう)に挟まれた天然の水路が屋慶名海峡です。
昔、この海峡を船で通るときは入り口にある御嶽(うたき=拝所・東大神)の前で帆をおろし頭を下げてから船をはしらせた。
そうしなければ波が荒れ、船を進める事が出来なかったという。
伝説によると、これを知らない大和船(ほんどのふね)がやってきて、こともあろうに、拝所の香呂で刀を研いでしまった、
これがご神体の怒りにふれ、あっという間に船は転覆されたという。
それからというもの、晴天の日には何処からともなく櫓音とともに舟歌がきこえてき、海峡のほうを眺めると、帆船が浮かんでいるけれどすぐにすがたを消したという。
素晴らしい眺めの場所だが、マイナーな観光池の為近くには食堂も、お店も有りませんので、そのおつもりで。